
こんにちは、ぴーママです!!
私は現在2歳9ヶ月の女の子ママでもあり、現役で幼稚園教諭をしています。
今回は先生の目線だけでなく
実生活では娘を保育園に通わせるママの気持ちも交えながら
新学期に子どもが不安定になった時のこと
保護者がどういうサポートや接し方をすればいいのか
などをお伝え出来たら!と思います☆
・保育園や幼稚園に行くのを渋る
・登園すると毎日泣いてしまう
・初めて子どもと離れて過ごすから不安
・お稽古やお教室ではいつも離れても泣かなかったのに、入園してからは子どもが離れられない
・毎日泣いてると可哀そうになってきて、どう接したらいいのか悩んでる
4月からの新しい生活と環境
この4月からお子さんが保育園や幼稚園に入園された方もいると思います。
おめでとうございます!!
4月は入園・入学・進級と嬉しさと同時に
新しい環境や人間関係を築いていく季節でもありますよね。
新しい園や学校、知らない先生など、初めての環境で、ドキドキしたり、緊張したり……
大人でも新しい環境って疲れますよね。
子どもたちも初めての環境や、いつも一緒のママと離れることの不安や寂しさがストレスになったり、普段とは違う気持ちが芽生えます。
少し落ち着くまでは、のんびりとした生活を心がけてみると、ママも子どもも気持ちにゆとりが出来てくるかもしれません。
「登園時間」が大変

入園してすぐに保育園や幼稚園に慣れる!なんてことはまずあり得ません。
時々、すぐに馴染んでしまう子どももいますが、たいていの子どもたちは不安に思ったり、泣いたり、渋ったりと、いつも一緒のママと離れることはスムーズにはいきません。
特に一番は「登園の時間」だと思います。
いざママと離れると大号泣だったり、嫌がったり……
そういう我が子の姿を見ると、ママも不安に思ったり、ママの方も涙してしまったり、、
離れた後も「大丈夫だったかな?」「泣き止んだかな?」とソワソワしちゃいますよね。
でもそれって、みんな同じなんです。
だから全然気にしなくて大丈夫です!!
それにそれが1年間続く訳じゃないし、絶対に笑顔で「バイバイ!」「行ってきます!」という日がやって来ます。
なんなら、親の方が「行ってらっしゃい!」って言ってるのに、振り返りもせずにお友達の方へ駆け寄って行ってしまう日が来ます(^_^;)
でもそんなこと言われても、今の目の前の現実に不安や心配はなくならないですよね。
登園した子どもの様子

実際現場にいると3パターンの子どもの様子が見られます!
1、全然全く泣かない子
2、初日全然泣かなかったのに、2日目以降泣きだす子
3、初日から泣いてしまう子
この3パターンでも、本当に一人ひとり違います。
「1、全然全く泣かない子」も、泣くのを我慢している子や、兄弟がみんな通っていたから園のことや先生を知っている子など、事情は様々です。
「2、初日全然泣かなかったのに、2日目以降泣きだす子」や「3、初日から泣いてしまう子」も同じ「泣く」ということでも
・離れる瞬間だけ泣く子
・泣いてても自分で気持ちの整理を付けて泣き止む子
・先生やお友達に声をかけられて慰められたりして泣き止む子
・突然泣き止む子
・自分よりも泣いている子を見てビックリして泣き止む子
・何か楽しいことを見つけて、気が付いたら泣き止む子
・何をしても泣き止まない子
今思い付くだけで、これだけ「泣く」ことでも違いがあります。
その後の子どもたちの様子

もし我が子が登園して、離れる時に大泣きしていたら、不安・心配になりますよね。
「いつ泣き止んだかな?」「ずっと泣いてないかな?」などなど。
でも子どもたちって想像以上に逞しいです!
ママたちの不安や心配をよそに、意外とすぐ泣き止んだり、何か楽しいことを見つけて泣き止んだりするんです。
大好きなおもちゃを見つけて黙々と遊び始めたり、歌を歌う時間になって楽しくなってきて泣き止んだり、少し先生に抱っこしてもらったら安心して泣き止んだり……
個人差はあるかもしれませんが、日に日に泣く時間が減っていき、園生活にも慣れたり、朝の会が楽しかったりと日々成長します。
先生たちも、あの手この手で様々なことをして、接しています。
手遊びをしてみたり、お人形をもって話しかけてみたり、一緒に絵本を読んだり……
その子に合った、落ち着き方を一緒に見つけていきます。
ママがした方が良いこと
泣いている我が子が心配で、なかなか離れられないこともありますよね。
それにこんなに泣いている子どもを先生に預けるのも申し訳ないような気がしてしまう人もいるかもしれません。
でも声を大にしてお願いしたいこと・した方が良いことは……
・いつも笑顔で送りだし、迎えてあげる
・子どもが泣いてても、出来るだけ早くその場からいなくなること!!です。
ママの姿が見える時間が長いほど、離れにくくなってしまったり、少し落ち着いた時に姿が見えてしまい泣き出してしまうなんてこともあります。
先生が「預かりますね」と言われたら、サッと帰ってしまった方が良いこともあります。
もし、先生から声を掛けられなかったら「お願いできますか?」と声をかけてみるのも良いと思います。
そして降園の際に、「どんな様子だったか」「いつ頃泣き止んだのか」「朝泣いてしまうようならどうしたらいいのか」などを聞いたり、相談してみるのが良いでしょう。
心配・不安な気持ちがあることは当然です。
でもママたちが「先生を信用してお願いをする」「きっといつかは泣かなくなる」「笑顔で登園出来る!」などのポジティブな気持ちと、先生や園との信頼関係を作ることが大切です!!
実際に子どもを預けるママの立場から
冒頭にも書きましたが、私は娘を保育園に預けるママでもあります。
そんな我が家の娘も、保育園の登園時は泣いていました。。
何なら今でも登園時に泣いています。。。トホホ(^_^;)
クラスや保育室、担任の先生が変わることで不安や心配になるようで保育園に着くと泣き出してしまいます。
決して保育園が嫌いなわけじゃないんです!!
でももう泣いてても先生にお願いしちゃいます!!
意外といなくなってしまった方が、気持ちの切り替えが早く出来たりすることもあるんですよね。
案の定、先生に様子を聞くと「泣く時間も短くなってきた」「活動が始まっちゃえば全然大丈夫」と聞くことが出来ます。
そして家でも声掛けには気を付けています。
「保育園でもう泣かなくていいんだよ」などと思い出すようなことは言わず
「今日お絵描きしたの?すごい楽しそうだね」など、ポジティブなこと・保育園は楽しいところというイメージが湧くような声掛けを心がけています。
新しい環境などで子どもの様子にも変化があることも
新しい環境や人間関係の中で、子どもは大人が思う以上に疲れたり、ストレスを感じているのも事実です。
そのようなことが原因で、普段では考えられないような様子が見られることもあります。
子ども一人ひとり違いますが、下記のような様子が見られたら、子どもの様子をよく見てみてあげて下さい!!
・ママと少し離れるだけで不安がったり、泣いたりする
・夜に夜泣きをする
・イライラした様子や、乱暴な様子がある
・甘える
・おねしょをしたり、トイレに頻繁に行く
・目をパチパチさせたりのチックがある
・無口、口数が減る
・食欲不振
おうちで防げることもありますが、基本的には心の乱れや、気持ちが落ち着かない、不安や心配からくることが多いと思います。
ずっと長く続く訳ではないことが殆どで、園生活に慣れてくると普段の姿に戻っていくと思います。
保育園や幼稚園に入園すると、小さな社会に出た子どもたちは
家庭では見せない表情や態度を出すことがあります。
いわゆる「別の顔」です!
これは決して悪いことではありません。
「家庭では末っ子の甘えん坊な子どもが、園では小さいお友達をとても可愛がって面倒をみる子ども」
なんてことは良くあります。
自分がしてもらっていることを、同じようにしてあげられるのです。
このように子どもたちなりに頑張っていることも多いので、疲れたり・ストレスを抱えたりすることもある、ということを知っていてあげることも大切です!!
まとめ

入園・入学・進学という時期に色々変化があることは仕方ありません。
毎日通って、園で生活をする、家以外の社会で過ごすということは、最初は子どもにとっても大きな試練です。
でも毎日通うことで、先生やお友達と楽しく過ごすことが出来るようになります。
「登園時間」でママと離れることが大変なこともあるかもしれませんが、笑顔で「楽しい!」通える日が必ず来ますので、今はママが笑顔で「行ってらっしゃい!!」と送り出してあげて下さい。
そして泣いている子どもは我が子だけではない、みんな同じなんだ!ということを忘れないでください。そして本当に子どもは逞しく、成長していきます。
ただ、もしも本当に何か不安・心配なことがある時には、担任の先生に相談したり、様子を聞いてみたりしてみて下さい。
ママたちの不安や心配を一人で抱え込まないことも大事ですからね!!
まだ慣れな日が続くかもしれませんが、安心してくださいね!!
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